2025年年末営業のお知らせ

2025年12月26日を最終営業日の予定をしております。
(昨年同様、緊急のご連絡はメール・お電話にて対応いたします!)
簡単に2025年を振り返ってみると、、今年は航空会社によるクレート規定(IATA)の見直しがあり、IATA基準を満たしていないクレートでは輸送できないケースが発生しました。
出発当日、貨物室前でこれでは搭載できませんということで、金網をニッパで切って、ねじ止めして追加設置したあの日のことは今でも鮮明に覚えています。
その後、金網屋さんに特注でクレートの縦スリッドの通気口に補強ができる金網を作成しました。
IATA準拠という言葉をよく聞きますが、その中で気をつけて欲しいポイントは「通気口のサイズ」です。
犬:25mm以内
猫:19mm以内
の格子状の通気口が必要になります。
縦長スリットタイプのクレートを販売しているメーカーさんがIATA準拠と記載していることがありますが、、実際のところ準拠はしていません。
ここ数年で航空会社のペットの海外輸送の取扱量が増え、何らかの事故が増えたので、IATA準拠の見直しが年々厳しくなっていると思います。思い返すと柴犬が縦長スリッドの通気口の上下4本を噛みちぎって出てきたことが過去にありました。過去の投稿を探すと残っていると思います。
縦長スリット ※はIATA準拠とはみなされません。お手持ちのクレートの通気口を定規で計測してみてください。
(※但し、航空会社によっては縦スリッドでも受け付けてくれる場合があります。航空会社の規定を再度ご確認ください。)
また航空会社によっては規定の高さを超えるとバルクカーゴでは取り扱いができなくなり、ULDコンテナ、さらには上位の料金が発生するとお達しがありました。今年は「クレート規定の再編」に翻弄された一年でもありました。時代の流れで航空機の仕様が大型機から中型機に移行しつつある中で、高さ制限を見直す航空会社が増えてきていることも関係していると思われます。
特に海外に送る大型犬の輸送が年々厳しくなっています。
最後に、海外へ大切なワンちゃん・ネコちゃんを連れて行くことを検討されている飼い主様へお願いがあります。
はじめてのペットの海外引越しは、わからないことが多く、出発の手続きで余裕がない状態になるかもしれませんが、必ず“帰国”も想定してご準備ください。
行きと帰りでは条件が全く異なるため、同じ感覚で進めると痛い目を見ます。特に短頭犬種・大型犬の場合、行きは運べても帰りは航空会社が取り扱い不可という理由で、連れて帰れないケースも実際にあります。
詳しい帰国条件まで調べる必要はありませんが、「帰国できるかどうか」だけでも、輸送をお手伝いしてもらう会社に必ず確認したうえでご準備を進めてください。
最後に日本ではインフルエンザやコロナが流行っているようですので、お気をつけてください。