ペットの海外引越し:オーストラリア
2020年1月末付のカンタスカーゴ社より連絡があり、短頭犬種、猫種、交配種の取り扱いが禁止となります。
理由は、オーストラリア国内の気温上昇によるものです。
List of dog and cat breeds considered as Brachycephalic
- Affenpinscher
- American Bulldog
- Australian Bulldog
- American Cocker Spaniel
- American Staffordshire
- Terrier Bichon Frise
- Boston Terrier
- Boxer
- Brusseles Griffon
- Bulldog
- Bull mastiff
- Cane Corso
- Chi Hua Hua
- Chow Chow
- Chinese Shar-peis
- Dogue De Bordeaux
- English Bulldog
- French Bulldog
- Japanese Chin
- King Charles Cavalier Spaniel
- Lhasa Apso
- Maltese
- Neapolitan Mastiff
- New Foundland
- Pekingese
- Pug
- Shar-pei
- Shih-tsu
- Tibetan spaniel
- Valley Bulldog
- Yorkshire Terrier
- Brachycephalic Cats
- British Shorthair
- Exotic Shorthair Himalayan
- Persian
- Scottish Fold
- American Burnese
朗報!!カンタス航空が2016年12月16日以降成田⇒メルボルン直行便を開設します。
カンタス航空が2016年12月16日以降、成田⇒MELBOURNE路線を開設(代わりにJETSTARは休止)することになり、ほぼ1年間の間、香港経由でしか送ることができなかったが、やっと直行便が利用できるようになった。
※現状では、カンタス航空は短鼻犬の取り扱いをしてくれるほぼ唯一の航空会社と言える存在
※但し、土佐犬等の闘犬類は受託不可
オーストラリアへ犬を送る際のエールリッヒャ血清検査
2016年4月以降、オーストラリアへ犬を送る際の対エールリッヒャ血液検査が日本側でできなくなり、検査のため海外へ血清サンプルを送って対応する必要があったのですが、当該検査を実施するための検査キットの調達が可能となり、その性能に問題ないことが確認できたとの連絡が動物検疫所から入りました。
この半年間はにオーストラリアへ犬を送る場合、苦労をしながら血清を海外へ送り対応する必要がありましたが今後(2016年10月16日以降)は日本国内の動物検疫所の検査施設で行ってもらえることになりました。
血清を海外へ送る為の手続きは煩雑であり、厳しい梱包仕様をクリアーする必要があるとかたいへんでしたが、その必要はなくなりました。動物検疫所さん、ありがとうございます。
2015年11月9日以降 係留システムに変更がありました
オーストラリアへ犬猫を送ることは、世界中でも最も厳しい国のうちの一つですが、2015年11月9日以降係留システムに変更がありました。
- 2015年11月までオーストラリアでの10日間係留施設はSydney,Melbourne,Perthと3か所ありましたが、2015年12月以降はその3か所とも閉鎖し新しい係留施設をメルボルンに作りました。昨年12月以降、オーストラリアへ送る犬猫は、最終目的地がSydney, Perth, BrisbaneであってもMelbourneへ送る必要がありました。(また、係留中の面会は許されていません。)
- 日本からメルボルンへの直行便フライトサービスはされていなく(実際JETSTARが成田⇒MELBOURNE路線を運航させているのですがペットの貨物便受託をしてくれない)経由便で送らざるを得ない状況が続いていました。(弊社では香港経由扱いで送っています)
- ImportPermitの取得は全てWEBSYSTEMを通してでなければ申し込みができないようになったのですが、このシステム(BICON)がとても分かりにくい作りこみになっている。更に係留所予約、支払い、RELEASE指示も全てWEBSYSTEMからの申し込みとなりますが、この新しいシステムは、ハッキリ言って、かなり難解。(弊社ではこちらの新しいシステムを使ってのImportPermit取得から係留所予約まで一貫サービスをしています)
*但し依然として、最初はMELBOURNEへ送る必要があり、それ以外の都市にお住いの皆様は、10日係留期間を終えてからMELBOURNEまでペットを取りに行く必要があり、オーストラリアという広い国ですので、取りに行くことは大変な作業であり、金と時間がかかる。(弊社では、オーストラリア国内ペット輸送もオプションサービスとして取り扱いしています)
*2016年5月以降、オーストラリアが求める血液検査の中で、エールリッヒャの血液検査が現状日本の検疫所による検査ができなくなっていますので、海外検査機関へ血清を送り出し有償検査を受けなければならない状況となっています。血清を海外へ送ることは個人の皆様では困難が多いので、弊社で海外でのエールリッヒャ検査を代行しています。
2014年2月3日以降到着の新ルール
2014年2月3日以降入国の犬猫は検疫係留期間がそれまでの30日係留⇒10日係留に短縮されます。
改正ポイントは血液検査のタイミングが修正となっています。従前は基本1回の採血でOKでしたが、時期を2回に分けて採血する必要が出てきたので、少しだけ手間がかかるようになりますが、係留期間が短縮されることはペットにとってもストレスが減りますし、また飼い主さんにとっても係留料金の節約につながります。
以下は2014年2月以降新ルール10日間係留に基づく手順です。
- 日本に6ヶ月間以上在住/出生以来日本に在住/豪州から輸入
- マイクロチップ挿入(採血の前に挿入が必要)
- 狂犬病予防接種(必須ではありませんが推奨です)
- 予防接種(ジステンパー、伝染性肝炎、パルボウィルス、パラインフルエンザ)※出発14日前まで必須ではありませんが推奨(但しレプトスピラが入っていない予防接種であることが必要、レプトスピラがある場合その後血液検査でNGでる懸念有り)
- オーストラリアの輸入許可申請取得(弊社で取得手続き可能)(50-55日前に申請)
- 成田空港の動物検疫所に事前連絡(ペットの出発50日前)
- 動物検疫所からかかりつけの動物病院に採血後の手続きの連絡
- 血清学的検査のための採血→採血サンプルの送付(出発前45日以内)(対象;ブルセラ、リーシュマニア、レプトスピラ)
- 外部寄生虫駆除(出発前42-45日)*従前は2回必要でしたが今後は1回でOK (下記エールリッヒャ採血の前に行う)
- 血清学的検査のための採血 上記外部寄生虫駆除から21日以上経過→採血サンプルの送付(出発21日前)(対象;エールリッヒャ)
- 内部寄生虫駆除(2回必要。1回目と2回目は2週間以上間隔あけ、2回目は出発前5日以内)
- 臨床検査(健康診断書)(出発前5日以内に実施)
- 成田動物検疫所の証明書取得(弊社にて代行)
整理すると動物病院へは出発までに3回行く必要があります。(日数には出発日もカウントしてください)
- 出発前42-45日 マイクロチップ挿入第一回目採血(目的;ブルセラ、リーシュマニア、レプトスピラのチェック), 外部寄生虫駆除
- 出発前19-21日 第二回目採血(目的;エールリッヒャのチェック)、第一回内部寄生虫駆除、狂犬病予防接種(任意)、その他ワクチン接種(任意)
- 出発前5日以内 第二回内部寄生虫駆除、健康診断
なお、上記新ルールは発表になったばかりですので、準備方法について若干の習性があるかもしれないことご理解くださいませ。